昨日、「タイ国とタイ人を知る」という内容のセミナーに参加してきた。
その中で「日本人がタイ人にわかって欲しいポイント」と「タイ人が日本人にわかって欲しいポイント」に2国間の考え方の違いと重要性の優先順位がはっきりと出ていて興味深かったので紹介したい。
1)日本人がタイ人にわかって欲しいポイント
・時間の管理(締切り、納期、集合時間)
・報告、連絡、相談
・自分の仕事に対して責任を持つ
・自分の意見を持ち、発言する
・応用を生かした仕事
・仲間との連携、助け合い
・新しい技術に対する学習意欲を持つ
2)タイ人が日本人にわかって欲しいポイント
・タイ人の心や考え方を理解してほしい
① クレーンチャイ(敬意と思いやりの入った遠慮)
② ナームチャイ (思いやり)
③ ハイ・キエット (尊敬心、敬う心)
④ ヘンチャイ (同情心)
⑤ ポーピエン (程良さ、ちょうど良い状態)
・タイ国のしきたりや文化を尊重してほしい
・タイ人を馬鹿にするような人とは仕事はしたくない
・タイ人をもっと信頼してほしい
・我々の意見をすぐに言いわけだと言わずに聞いて欲しい
・日本人は何を考えているのかわからない。もっときちんと説明してほしい
・せっかちな態度はやめて、もっと落ち着いて紳士的に話してほしい
・「日本では。。。」と言いすぎる。ここはタイですよ。
何が決定的に違うかお気付きになっただろうか?
日本人は仕事に対することしか言っていないのに対し、タイ人は「心の状態」の事しか言っていないのだ。つまり、タイ人にとって何より重要かつ優先されるのは「常日頃の心の状態」であるということだ。
タイ語で気分を表す言葉(嬉しい、優しい、残念、びっくりする、いじける、満足するなど他多数)には必ず「チャイ」=「心」という言葉が入っている。こんなことからも、それだけ心=気分を大切にする民族だという事が伺える気がする。
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