2009年1月28日水曜日

水の中には魚がいて、田には稲が実る

引き続き、昨日のセミナー内容の紹介。

「ナイナーム・ミープラー ナイナー・ミーカオ」というタイ人なら誰でも知っている歌があるらしい。
タイトルの和訳は表題のとおり。

歌詞の内容は
「水の中には魚が泳ぎ 田には稲が実る
 我々の国は平和で幸せのあふれる豊かな国である
 それはタイ国の偉大なる父ラムカムヘン大王の導きによる
 耕す田畑を作り タイ国全土に希望をもたらす
 マンゴーやマカームなどの果物 たわわに実る穀物や果物は輝き
 国をつくり 開発し タイ国の名前をとどろかす
 我々の誇りは タイ国の隅々までめぐる
 水牛や 馬を売り 商いをする
 すべての民が豊かな幸せに包まれている」


ラムカムヘン大王とはスコータイ時代(13世紀)にタイ文字を創作した教育の父と呼ばれる王様で、タイの情景はこの時から今まで数百年間ずっと変わってないと言われている。

タイは貧しい国ではない。豊かな国なのだ。
働かなくても食べるもの、着るもの(年中温暖な気候だから)に困らない生活がず~っと続いてきているのだ。心の状態の満足への欲求は、生活上の欲求が満たされた上で発生するものである。
つまり、タイ人の優先順位が何より「心の状態」であるという事は、日本人よりよほど生活が豊かだと(過去においても)言うことの証だと考えることができそうだ。

私たち日本人も仕事の事はさておき、自分の心の状態を仕事よりも優先すべき事項にリストアップしてみるのもいいかも知れない。

次回はこの内容(心の状態を優先する)を踏まえ、ブータンについて書いてみようと思う。

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