2009年2月24日火曜日

タイの伝統医療②

タイ伝統医学の基礎理論
ドーシャ(カパ、ピッタ、ヴァータ)について

・仏教のパーリー語の原典中にある病因論では、お釈迦様は病気の原因を8つ挙げている。
①ピッタ ②カパ ③ヴァータ ④その3つの組み合わせ ⑤季節の変化
⑥異常な行動によるストレス ⑦長く座っている・立っている・急いで歩く。蛇に咬まれるなどの外因性の事故 ⑧以前のカルマの結果

・カパ、ピッタ、ヴァータの働きの元になっているエネルギー要素をドーシャと呼び、このドーシャのバランスが崩れた時、人は病気になると考えられている。

・カパ
体の構造を造り上げ、免疫力や抵抗力を維持する総合エネルギー。
宇宙の5元素の「水」と「土」に当たる。

・ピッタ
体内の代謝や消化、呼吸をつかさどる変換エネルギー。「火」と「水」。

・ヴァータ
筋肉や組織の動き、神経の伝達、心臓の心拍などをつかさどる運動エネルギー。「風」と「空」。

1 件のコメント:

  1. タイにもアーユルヴェーダがあったのですね。
    ちなみにインドではケーララ州が力を入れていて、トリートメントが受けられるホテルも数多くあるようです。
    スリランカにもあります。
    インドネシアにはジャムゥーというアーユルヴェーダに似た伝統医学があります。

    ちなみに土、水、火、風、空の5要素(日本の仏教では五大)は六派哲学の中のサーンキャ哲学の知識です。
    内容は異なりますが、宮本武蔵の五輪書の五輪と同じです。

    ちなみに、食べたものがきちんと消化されるかどうかも健康の要因の一つです。7つのダートゥですね。

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