2009年2月24日火曜日

子宮頸癌の予防HPVワクチン

タイの日本人向けフリーペーパー、「ニュースクリップ」にサミティベート病院・婦人科の
ウティパン医師の記事が載っている。

子宮頸癌の予防HPVワクチンについてだ。
ブンセーン・ウティパン医師の専門は不妊治療全般と婦人科内視鏡手術とある。
経歴は、「ソンクラーナカリン大学医学部卒業後、豪メルボルン王立婦人科病院にて
産科・婦人科を修める」とある。
記事の内容は以下。

*子宮頸癌は初期で治療を始めれば完治、妊娠が可能である。
*特に既婚女性には検査を勧める。
*ワクチン接種は半年間に3回行い、効果は5年間持続するが定期検診も
 併せて受けることを勧める。
*子宮頸癌は無症状で、細胞が変化を始めてから悪性腫瘍になるまで5~10年かかる。
*子宮頸癌はヒトパピローマウイルスの感染によるところが大きく、感染原因の95%は性交渉。
*ウイルスが侵入しても身体機能が正常で抵抗力があれば、90%は1年以内に自然排除される
 が、残りの10%が癌細胞になる可能性がある。
*HPVワクチンは既婚・未婚を問わず女性なら誰でも受けられる。
*これは、子宮頸癌の予防だけでなく、免疫力向上にもつながる。
*HPVの媒介者である男性も9歳からワクチン接種が可能。
*子宮頸癌予防に効果的なのは、若年時の性交渉(複数の相手との交渉を避ける)、喫煙をせず、
 ワクチン接種を受けること。

サミティベート病院でのHPVワクチン接種は
1回: 2500バーツ~
3回: 6800バーツ~
*共に医師の診察料は含まれていません。

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