2009年4月17日金曜日

チベット仏教的生まれ変わり論

ブータンで過去世を見てもらった時に友人は「天国にいた」と言われた。
なぜ天国にいた人がこの世に戻ってくるのか?というのが私の疑問。
後日、この件を報告するとコーディネーターの女性から回答が来た。
以下は私のスーパー意訳。内容がおかしければ、それは私の翻訳能力のせいです。

「チベット仏教的考え方では、キリスト教のように天国行ったらそこに永遠にいるという事を意味しない。人の出生はカルマによって決定される。善行を行えばその良いカルマの期限が切れるまで天国にいる事が出来る。ブッタや「祝福された存在」になれたら、カルマが来世に影響しなくなる。一度「祝福された存在」になれたなら、俗世への生まれ変わりから解放され、又人々の救済のためにこの世に戻ってくるか、消滅するかを選ぶことが出来る」

「祝福された存在」というのは私の意訳で、原文では「enlightened being」とある。
どういう風に訳せばより分かりやすいのか、悩むところだ。

3 件のコメント:

  1. 私の独自の世界観なのかもしれませんが、こちらの話しは
    意外としっくりときます。

    もともと天国ってなんなの?
    というのも気になりますが・・・

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  2. チベット仏教では、この世を天界・人間界・修羅界・畜生界・餓鬼界・地獄界に分けて考えて、死後はこの6つの世界のどこかに生まれ変わるらしいです。天界(天国)や地獄は「あの世」ではなく、この世の一つみたいですね。人間界にまた戻れば、いわゆる私たちが慣れ親しんでいる「生まれ変わり」となるのでしょうか?奥が深すぎて良くわかりませんが、勉強してみたら面白そうですよね。

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  3. 言葉の使いかたの違い、かもしれませんね。
    おそらく、ですが、「この世」というのは、多くの方は「人間界」に限ってつかってらっしゃるだけ、かもしれません。

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