2009年4月8日水曜日

ブータン旅行7日目

7日目

ティンプーでせっかく買ったキラを着てパロゾンで写真を撮るのが今日の目的。
朝からキラを着るのに大騒ぎした。結局一人で着れなくてホテルのお姉さんに着せてもらう。腰ひもをきつく締めあげないとずり落ちるのでかなり苦しい。ブータン人はいつもこんな苦しい恰好でいるのかと思う。着物よりましだが。
ブータン人と日本人は本当によく似てると思う。キラを着たら完全にブータン人に間違われて日本人観光客にカメラを向けられた。日本語で「私は日本人ですよ」というと困った顔をしていた。


それから市内のお寺や橋を見学。











午後は絶壁の途中にあるお寺に又崖登りをして到着。
90度に近い絶壁なので上から見下ろすとかなり怖い。周りに誰もいない静寂の中でパロを見下ろすとかなり気分がいい。絶壁と組み合わさって立っているお寺も雰囲気が良くて、次回は1日中ここで瞑想したいと思った。

夕方は本日のメインイベント。ブータン焼き石風呂だ。
せっかくなのでホテルではなく、農家の焼き石風呂を頼んだ。パロ市内から山道を上がり、舗装されてないオフロードをごとごと15分も登る。伝統的ブータンの農家だそうだ。馬もいた。
ただ石を焼いてお湯を温めただけのお風呂かと思っていたら違った。
石に硫黄が含まれているみたいで(多分その他のミネラルも)お湯は硫黄のにおいがしている。ガイドさんに聞いてみる。薬草風呂ではないけど、石からミネラルが出てくるから体にいいよとの事。ある意味人工温泉だ。水に入れた石がなかなか冷めないのでお湯がだんだん熱くなってくる。隣の湯船から水をくみ出し追加しながらブータン石焼風呂を楽しむ。数分でゆだってくるので出たり入ったりを繰り返す。農家の女の子に水を持ってきてもらって水分を補給しながら1時間弱くつろいだ。(写真)
風呂を出てからアラというブータン独特のお酒(農家手作り。焼酎みたいな感じ)を味見する。残念ながら飲めないので本当に味を見ただけ。焼酎!って感じだった。
ホテルに戻り最後のブータン料理を楽しみ、シャワーを浴びようと服を脱ぐと肌から硫黄のにおいがした。やっぱりミネラルがお湯に溶けだして硫黄温泉になってたんだと納得。毎日入ったら本当に体に良さそうだ。

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