2009年4月8日水曜日

ブータン旅行6日目

6日目

朝早くティンプーを出発し、パロへ向かう。
このお祭りを見るために出張自体を4月まで待ったのだ。
チェチュと呼ばれるお祭りで、ガイドブックにはチェチュとは
「ブータン人にとって、仏教を広めた僧の存在は釈迦と同じくらい重要だ。特にヒマラヤ地方に仏教を伝えたパドマサンババは至宝の師として今も敬慕されている。彼の布教活動を再現し、その威光を悪霊に再確認させるために営まれる法要」だとある。
会場はブータン最大級の規模を持つパロ・ゾン(城塞)だ。
ゾン自体が芸術品のように美しい。
お寺などに行っても思うのだか、一番美しい壁画や仏像などは内部にあるので写真撮影が禁止されている。本当に圧倒される美しさなので写真紹介出来ないのが残念だ。
最初にマスクを着けた3人によるダンス。それから眠くなるような、思考がどこかに連れて行かれるような伝統音楽とともに衣装を身につけた男性が踊る。同じ動きを繰り返す。鮮やかな色彩のスカートがくるくる回り、人も回る。
音楽と合わさり催眠効果でボーっとしてくる。





即興のパントマイムで観客を沸かせる「アツァラ」に記念撮影を頼む。
なぜか横ではなく私の後ろに回った?と思ったらいきなり抱きあげられた。。。

ブータンに来てから激しく後悔したことは、もっとチベット仏教について勉強してくれば良かったということ。それが理解出来てないと色んな事がちゃんと理解出来ない。この踊りも色んな意味があるのだか、仏教の話がわからないと付いていけない。
これからチベット仏教についても勉強しなければと強く感じた。


午後からはパロの超高級ホテル見学。これらのホテルに泊まる場合は公定料金の1日200ドル+で支払わなければいけない。
1泊1200ドルというアマン・コラとローシーズンなら145ドルから泊まれるZhiwaling hotel見学。個人的にはブータン建築風のZhiwalingの方が気に入った。
内装もお寺の中のように芸術的で、仏壇部屋や瞑想ルームもある。100人まで収容出来る会議室もある。会社や政府機関の会議にも使われているそうだ。

それから一人で野放しにしてもらい、(ブータン旅行は基本的にずっとガイドが同行なので便利な反面、単独行動がたまらなくしたくなる時がある)パロの中心地を散策。
1時間ほど当てもなく一人でうろついたら随分すっきりした。
一人旅が基本な私にとって、最高のブータンで一番の難点は一人でいられる時間が極端に少ないことだった。私も疲れたけど、ガイドさんも大変だったろうと思う。

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